Notes

梅雨の晴れ間に群馬へ。

気温は30℃。半袖を着ていた私の腕からジリジリと音が聞こえてくるよう。吹き抜ける風に爽やかさはなく、足の間からはエンジンの熱気が舞い上がってきます。そう、移動手段はバイクなのです。

関越を降りて国道299。次第に峠道に入っていきトンネルを幾つも走り抜けているとアーチ状の壁からヒンヤリとした地熱が伝わって心地いい。数日前の雨による適度な湿度は肌を癒やし、まさに天然のエアコン。

ふと、気づくと足元に身を寄せ合って咲く小さな花が。周囲の花は疲れ果てているようだったけれど、奥の花は適度な影があり、美しい様子を保っています。自分たちで小さな森を形成して支え合っているのか?小さな花からは逞しさを感じました。